在宅ワーク向けワイヤレスマウス4製品比較|接続方式・電池・保証期間と対応OSで選ぶ

マウスは、仕事で毎日触る道具のひとつです。商品ページには「Bluetooth」「レシーバー」「分解能(DPI)」「サイレントスイッチ」など、初めて見ると分かりにくい言葉が並びます。ここでは公式サイトで仕様が確認できるワイヤレスマウス4製品を、ボタン数・幅・重量・接続方式と同時に登録できる台数・電源と電池の持ち・分解能・クリック音に関する公式の表記・対応OS・保証期間・表示価格という「公式が数値や仕様として出す項目」だけで比較します。

握り心地や静かさの体感、動作の滑らかさなどは、実際に使ってみなければ分からない情報のため、この記事では扱いません。「こういう条件の人に向く」という条件の提示にとどめています。4製品はすべて筆者が使ったものではなく、市場にあるマウス全体を網羅した比較でもありません。公式情報の確認日は 2026年10月4日です。

目次

先に知っておきたい用語

以下は用語の一般的な意味の説明で、公式ページの文言ではありません。

  • Bluetooth(ブルートゥース):専用の受信機(レシーバー)なしで、パソコンやタブレットと無線でつなぐ規格です。
  • USBレシーバー方式:小さな受信機をパソコンのUSBポートに挿してつなぐ方式です。エレコムの2製品は、公式ページに電波周波数が2.4GHz帯、コネクター形状がUSB-Aオス、レシーバー収納に対応と書かれています。ロジクールのM650は、専用のLogi Bolt USBレシーバーまたはBluetoothのどちらでもつなげると書かれています。
  • マルチペアリング:あらかじめ登録(ペアリング)した複数の機器を切り替えて使える機能です。登録できる台数の上限は、公式ページに書かれている製品だけ比較できます。
  • 分解能(DPI):マウスを動かした距離に対して、画面上のカーソルがどれだけ動くかを表す数値です。数値が大きいほどカーソルは少ない手の動きで大きく動きます。公式ページの表記は「公称値」「カウント」「切り替え可能」など製品ごとに違うため、表では公式の表記のまま載せています。
  • サイレントスイッチ/Silent Touch:クリック音を抑えるための仕組みについて、メーカーが使っている名前です。公式ページの書き方は製品ごとに違うため、表では公式の表記をそのまま載せています。

比較表(1)ボタン・サイズ・保証・価格

製品 ボタン数 幅 重量 保証期間 表示価格(税込)
ロジクール Signature M650(レギュラーサイズ) 5(左/右クリック、戻る/進む、ミドルクリック付きスクロールホイール) 61mm 101.4g(電池を含むかは記載なし) 2年間(無償保証) 4,840円
ロジクール Pebble Mouse 2 M350s 3(左/右クリック、ミドルクリック付きスクロールホイール) 58.7mm 76g(電池を含むかは記載なし) 2年間(無償保証) 3,960円
エレコム M-BL21DBSKBK(抗菌・5ボタン) 5(ホイールボタンを含む) 56.0mm 約56g(電池含まず) 6カ月間 4,978円
エレコム M-FBL01DBXSBK(5ボタン) 5(ホイールボタンを含む) 65.5mm 約62g(電池含まず) 6カ月間 3,080円

価格はロジクール公式ショップとエレコム公式の製品ページに表示されている税込の金額です(エレコムの税抜表示は M-FBL01DBXSBK が2,800円)。ロジクールのページには「2点以上の購入で15%OFF」などのオファーが表示されていましたが、表は単品の表示価格です。ロジクールのM650には、M650のほかに大きめのM650 L(幅66.2mm・重量115.4g)が用意されており、表はレギュラーサイズです。寸法は各社公式の表記のままで、ロジクールは「高さ・幅・奥行き」、エレコムは「幅・奥行き・高さ」の順に書かれています。測り方が両社で同じかは公式ページから分からないため、表では「幅」だけを比べています。重量は、エレコムが「電池を含まず」と書いているのに対し、ロジクールは電池を含む重さかどうかが書かれていないため、数値を並べて優劣を判断することはできません。

比較表(2)接続方式と電源

製品 接続方式 同時に登録できる台数 電源 電池の持ち(公式の表記)
ロジクール M650 Logi Bolt USBレシーバー、またはBluetooth Low Energy 製品ページの仕様欄に記載なし(FAQでは最大3台のマルチデバイス切り替えがM750の機能として書かれている) 単三形乾電池×1(同梱と記載) 最長24ヵ月(Logi Bolt USBレシーバー使用時)/最長20ヶ月(Bluetooth使用時)
ロジクール M350s Bluetooth Low Energy。Logi Bolt USBレシーバー(別売)にも対応 最大3台 単三形アルカリ乾電池×1 24ヶ月(使用状況により異なる)
エレコム M-BL21DBSKBK 2.4GHz帯。コネクター形状はUSB-Aオス(レシーバー収納に対応) 公式ページに記載なし 単3形アルカリ乾電池・マンガン乾電池・ニッケル水素電池のいずれか1本 想定電池使用期間 約406日(1日8時間のパソコン操作中5%をマウス操作に割り当てた場合)/連続動作時間 約235時間
エレコム M-FBL01DBXSBK 2.4GHz帯。コネクター形状はUSB-Aオス(レシーバー収納に対応) 公式ページに記載なし 単3形アルカリ乾電池・マンガン乾電池・ニッケル水素電池のいずれか1本 想定電池使用期間 約478日(算出条件の記載なし)/連続動作時間 約210時間

電池の持ちは、メーカーごとに算出の条件や表記が違います(ロジクールはM650が「最長」、M350sが「使用状況により異なる」、エレコムは想定電池使用期間と連続動作時間)。そのため、この表の数字を横に並べて「どれがいちばん長持ちか」を決めることはできません。「公式ページに記載なし」は、取得した公式ページで確認できなかったという意味で、機能がないことの保証ではありません。

比較表(3)分解能・クリック音・対応OS

製品 分解能(公式の表記) クリック音に関する公式の表記 対応OS(公式の表記)
ロジクール M650 公称値400 DPI、最大4000 FAQで、SilentTouchテクノロジーを搭載し、ロジクールM185と比較してクリック音を90%以上軽減と記載(仕様欄には記載なし) Logi Bolt:Windows 10・11以降、macOS 10.10以降など。Bluetooth:Windows 10・11以降、macOS 10.15以降、iPadOS 13.4以降、Android 5.0以降など
ロジクール M350s 公称値1000 dpi、400〜4000dpi(100DPI刻みで調節可能) Silent Touchテクノロジー。ロジクールM185マウスと比較してクリックノイズを90%以上低減(独立ラボが1メートルの距離で測定した、左クリックとタイピングのdBAレベル)と記載 Bluetooth:Windows 10・11以降、macOS 11以降、iPadOS 14以降、Android 9.0以降など
エレコム M-BL21DBSKBK 1000/1500/2000(切り替え可能) サイレントスイッチを採用と記載 Windows 11/10/RT8.1/8.1/7、macOSはOS X El Capitan(10.11)〜macOS Catalina(10.15)
エレコム M-FBL01DBXSBK 1600カウント サイレントスイッチを採用と記載 Windows 11/10/RT8.1/8.1/7/Vista、macOSはmacOS Sonoma 14/Ventura 13/Monterey 12

クリック音は、ロジクールの2製品が数値(M185との比較)を、エレコムの2製品がスイッチの名称のみを書いており、書き方がそろっていないため、静かさの順位は付けません。対応OSは、エレコムの2製品は公式ページに書かれたmacOSの範囲に上限があります。お使いのmacOSが範囲に入っているかは購入前に確認してください。

製品ごとの公式ページの説明(表にない点)

ロジクール Signature M650

公式ページは、スクロールの速さを切り替える「SmartWheel」スクロールを特長に挙げています。1行ずつの精密なスクロールと、長いページ向けの高速スクロールを、指ではじくと自動で切り替えると説明されています。サイズは、小〜中サイズの手にはM650、大きいサイズの手にはM650 L、左利きのユーザーにはM650 L Leftを勧めると書かれています。カスタマイズにはLogi Options+アプリ(Windows/macOS)を使います。FAQでは、M550・M650・M750の違いとして、M650にはカスタマイズ可能な2つのサイドサムボタンが追加されていると説明されています。

ロジクール Pebble Mouse 2 M350s

公式ページは、スリムでコンパクトなBluetoothマウスと説明しています。ミドルボタン(スクロールホイールの押し込み)はLogi Options+アプリ(Windows/macOS)でカスタマイズでき、左右クリックを含む3つのボタンのうち、割り当てを変えられるのはこの1つと書かれています。本体にオン/オフスイッチがあります。

エレコム M-BL21DBSKBK

製品名のとおり抗菌仕様で、公式ページは、ネットの閲覧などに便利な「進む」「戻る」ボタンが付いたマウスと説明しています。センサーは光学式でLED色はブルーと書かれ、マウス本体の裏面に電源スイッチがあり、電池残量表示ランプも搭載していると書かれています。レシーバーは本体に収納できます。

エレコム M-FBL01DBXSBK

公式ページは、割り当てを変更できる5ボタンを搭載したワイヤレスBlueLEDマウスの静音モデルと説明しています。レシーバーは本体に収納できると書かれています。

条件別の考え方

  • デスクトップPCとノートPC、タブレットなど複数の機器で使い回す場合:登録台数が製品ページの仕様欄に書かれているのはM350s(最大3台)だけです。M650はFAQで最大3台の切り替えがM750の機能として書かれており、エレコムの2製品は取得した公式ページで登録台数を確認できませんでした。
  • Macを使っている場合:エレコムの2製品は公式ページに書かれたmacOSの対応範囲に上限があり、お使いのバージョンが入っているか確認が必要です。ロジクールの2製品は、Bluetoothの場合にmacOS 10.15以降(M650)・macOS 11以降(M350s)と書かれています。
  • 手の大きさに合わせたい場合:サイズの選び方を公式ページで説明しているのはM650(M・L・左利き用のL Left)です。エレコムの2製品は、公式ページの仕様に「サイズ分類」がMサイズと書かれています。
  • 保証期間を重視する場合:表(1)のとおり、ロジクールの2製品とエレコムの2製品で保証期間が異なります。
  • 表示価格をおさえたい場合:表(1)で表示価格が最も低いのはエレコム M-FBL01DBXSBK です。ただし、ボタン数・接続方式・対応OS・保証期間は製品ごとに違うため、価格だけでなく条件が合うかを確認してください。

使用例(架空の例です)

以下は、条件ごとの考え方を見やすくするための架空の例であり、実際の使用体験や実測のレビューではありません。

Dさん(架空)は、自宅ではデスクトップPCとノートPCの2台を使い、外出先にはタブレットも持っていくフリーランスです。この場合、例として確認できる項目は「同時に登録できる台数」「接続方式」「お使いのOSが対応範囲に入っているか」「ボタン数」です。表を見ると、仕様欄に登録台数が「最大3台」と書かれているのはM350sです。一方、M350sのボタンは3つ(左/右クリックとミドルクリック付きスクロールホイール)で、戻る/進むボタンは公式の仕様欄に書かれていません。ほかの3製品の登録台数は、取得した公式ページでは確認できなかったため、複数台で使い回したい場合は販売元への確認が必要です。台数とボタン数のどちらを優先するかで、確認すべき製品が変わります。

購入前に確認したいこと

  • お使いの機器(Windows・Mac・iPad・Androidなど)の種類とOSのバージョンが、公式ページの対応OSに入っているか
  • 登録台数やクリック音など、数値が必要な項目が公式ページに書かれているか(記載がない製品は、販売元に問い合わせるなどして確認する)
  • 保証期間と、販売時点の価格・在庫(この記事の価格は2026年10月4日時点の公式ページ表示です)

出典(公式ページ・確認日 2026年10月4日)

エレコムの M-BL21DBSSV(旧モデル)は公式ページに「販売終了」と表示されていたため、この記事の比較から除外しました。

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この記事を書いた人

村嶋杏奈のアバター 村嶋杏奈 合同会社Simple 代表

合同会社Simple代表。フリーランスライター・SNSコンサルタントとして、これまでに6,000本以上の記事制作に携わる。クラウドワークスアカデミーでSNS運用講座・取材ライティング講座の講師も務める。Work Atlasでは、フリーランス・個人事業主が仕事道具を選ぶための情報を、公式情報にもとづいて中立的に届けている。

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