在宅ワーク向けデスクライト4製品比較|手元の明るさは「演色性(Ra)」と「消費電力」で選ぶ

在宅ワークの手元を照らすデスクライトは、明るさの数値だけでは比較しにくい道具です。メーカーによって「直下◯cmでの実測ルクス」「JISの等級表記」「光束(lm)」のどれで書くかが違い、同じ土俵で並べにくいためです。この記事では、公式サイトに仕様が明記されている4製品を、演色性(Ra)・消費電力(W)・調光段階という、条件が変わっても意味の崩れない3項目を軸に整理します。

本記事は公式サイトで確認できる仕様のみで構成しています。実際に使用した製品ではないため、使用感や体感の明るさは書いていません。「こういう条件の人に向く」という条件の提示までにとどめます。

目次

照度の表記がメーカーごとに違う点について

デスクライトの明るさを表す「照度」は、公式サイトでの書き方が統一されていません。今回確認した4製品でも、実測ルクス値を明記している製品と、JIS照度等級(AA形など)や光束(lm)だけを示している製品が混在していました。以下の比較表では、公式ページに実測ルクス値の記載がない項目は「公式ページに記載なし」と表示し、代わりにJIS等級や光束の記載があればそのまま併記しています。数値のない欄を目安の数字で埋めることはしていません。

4製品の比較表

製品名 照度 演色性(Ra) 消費電力 調光段階
アイリスオーヤマ LDL-TBDL-B 直下1700lx(JIS AA形) Ra85 12.0W(最大点灯時・USB給電ポート未使用時) 無段階/5段階
オーム電機 DS-LS20BCU-WD 約4200lx(直下約30cm・100%点灯時) Ra93 約11.4W(LEDのみ)/約19W(USB併用時) 5段階
ツインバード SWISH LE-CD1500SG 公式ページに記載なし(JIS AA形相当・定格光束1500lm) Ra80 22W(消灯時0.6W) 無段階(20〜100%)
パナソニック SQ-LD560 公式ページに記載なし(JIS AA形・器具光束950lm) Ra83 9.4W 7段階

価格帯・サイズ

製品名 価格帯 サイズ 質量
アイリスオーヤマ LDL-TBDL-B 公式ページに記載なし(オンラインストア参照) 幅420×奥行419×高さ497mm 2.9kg
オーム電機 DS-LS20BCU-WD 公式ページに記載なし 幅358×高さ313×奥行348mm 約1.57kg(ACアダプター含む)
ツインバード SWISH LE-CD1500SG オープン価格 セード長約365mm・高さ約470mm 約2.0kg
パナソニック SQ-LD560 公式ページに記載なし セード幅18.8cm・上アーム部17.9cm・下アーム部42.2cm(2部品の寸法。合計値の記載は公式になし) 1.5kg

アイリスオーヤマ・オーム電機・パナソニックの3製品は、公式ページに希望小売価格の明記がありませんでした。ツインバードのみ「希望小売価格 OPEN」と公式に明記されています。実売価格は販売店により変動するため、購入時は各ECサイトで確認してください。

条件別にどれが向くか

色の見え方を重視する人(デザイン・資料の色校正なども行う人)

演色性(Ra)は、太陽光での見え方にどれだけ近いかを示す指標です。今回の4製品ではオーム電機DS-LS20BCU-WD(Ra93)がもっとも高く、次いでアイリスオーヤマLDL-TBDL-B(Ra85)、パナソニックSQ-LD560(Ra83)、ツインバードSWISH(Ra80)の順です。色味の正確さを重視する作業が多い人は、Raの数値を確認する価値があります。

長時間つけっぱなしにする人(電気代を抑えたい人)

消費電力がもっとも小さいのはパナソニックSQ-LD560(9.4W)、次いでオーム電機DS-LS20BCU-WD(LEDのみ点灯時で約11.4W)です。ツインバードSWISH(22W)は光束1500lmとこの中でもっとも大きい光量を出せる分、消費電力も大きくなっています。「明るさ」と「消費電力の小ささ」はトレードオフの関係にある点は、選ぶ前に押さえておきたい条件です。

デスクの明るさを状況に応じて細かく変えたい人

調光段階は、パナソニックSQ-LD560が7段階ともっとも細かく、オーム電機DS-LS20BCU-WDが5段階です。アイリスオーヤマLDL-TBDL-Bとツインバードは無段階調光のため、段階数ではなく感覚的に明るさを合わせたい人に向きます。色温度(光色)の切り替えも、アイリスオーヤマは電球色〜昼光色を4段階で公式に明記しています。ツインバードは公式ページに調色範囲(電球色2700K〜昼光色6700K)の記載がありますが、調色が無段階か段階式かは公式ページに明記がありませんでした。

この記事の対象外にしたこと

今回はBenQ ScreenBar Halo 2のようなモニター掛け式のライトは比較対象から外しました。理由は、据え置き型のデスクスタンドとはデスク上の設置面積・照らす範囲が異なり、同じ表で並べると条件がそろわないためです。モニターに手元灯を掛けたい人は、別のカテゴリーとして今後改めて扱う可能性があります。また、山善・コイズミ照明・ニトリの製品は、公式サイトで照度・演色性・消費電力の3項目がそろって確認できるページが見当たらなかったため、今回は候補から外しました。

出典・確認日

在宅ワークのデスク環境を整える他の道具は、デスク足元ヒーター5製品比較でも公式仕様だけで比較しています。

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この記事を書いた人

村嶋杏奈のアバター 村嶋杏奈 合同会社Simple 代表

合同会社Simple代表。フリーランスライター・SNSコンサルタントとして、これまでに6,000本以上の記事制作に携わる。クラウドワークスアカデミーでSNS運用講座・取材ライティング講座の講師も務める。Work Atlasでは、フリーランス・個人事業主が仕事道具を選ぶための情報を、公式情報にもとづいて中立的に届けている。

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